2015
02.28

モザイク

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- ジェルソミーナ、ここの床の模様、すごいね!



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- カロリーナ、こういうの、モザイクっていうんだよ~。
 ここの床は、いろんな色の大理石を組み合わせてきれいな模様にしてあるの。

 とってもお金もかかるし、時間もかかるし、
 でも、一度作ってしまえば永遠に色あせることはないから、
 モザイクって、とても贅沢な装飾だったんだよ。

- ふぅーーん。



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(ふたりとも、保護色すぎ! by縫い子)



- モザイク模様の部分の奥の方に、大きな窓がみっつ、見えるでしょう?
 あの窓は、カナル・グランデ(大運河)に面しているの。

 ヴェネツィアの交通手段は、お船でしょ。
 お船に乗ってやってきて、直にお屋敷に入れるように、
 昔の貴族の館の正面玄関は、運河に面していたの。

- じゃ、ほんとうはあっち側から入って来なきゃいけなかったんだね!

- うん、お船だったらね~。
(ふたりとも、船じゃなくてごめんね。カ・ドーロは今は陸地側からしかアクセスできないのよ。 by縫い子)



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- 運河に面した正面玄関から、
 最初に入ってきたときに目にするのが、このモザイクの床でしょ。

 このお屋敷を訪れたお客様は、これを見たら、
 『わあ~~~~っ!』って、驚いたと思うんだ~。



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- 昔の貴族は、大商人でもあったから、
 商品の荷卸しなんかも運河に面した入口から行ったの。

 それで、こういうお屋敷の1階は、住居じゃなくて、
 商品を保管しておく倉庫として使われていたんだって。

- じゃあ、このモザイクの床は、
 貴族のお客様が『わあ~~~っ!』って言いながら歩いたり、
 荷物を運ぶ人たちが『よいしょ、よいしょ』って言いながら歩いたりしたんだね!



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- 人が住んでいたのは、2階より上の階だったの。
 だから、お船で正面玄関から入って、中庭を通ったら、
 この階段を上っておうちの中に入っていったんだよ。



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- 見て~、あの窓!
 丸いガラスがいっぱいはまってるね!

- うん。
 昔、まだ一枚の板ガラスを作る技術がなかったときのガラス窓は、
 ああやって丸いガラスをたくさんはめ込んでいたんだよ。

 昔のヴェネツィアには、ガラスづくりの優れた職人さんがいっぱい住んでいて、
 ヨーロッパ中にガラスを輸出していたんだって~。



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- このカ・ドーロ、中は、建物の修復に尽力したフランケッティ男爵の
 美術コレクションが展示されている美術館みたいだよ。
 中も見学しましょうって!

- わー、まだ見るの!!



- Il pavimento dei mosaici....

- Dentro di Ca' d'Oro c'è la collezione del barone Franchetti
 che è stato impegnato nel restauro del palazzo.
 Ora andiamo a vederla!

- Oh..... c'è ancora da vedere....!!



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入口と中庭とモザイクの見学だけで、すでにお腹いっぱいになったらしい
カロリーナさん(アーバンカウガール)。

イタリア、それもヴェネツィアやローマのような、
あらゆるところが見どころみたいな街は、1日半くらい滞在すると、
もうお腹いっぱい!!っていう感覚になっちゃいます(笑)。

カ・ドーロの最大の見どころのひとつ・・・
と個人的に思っているこのモザイクの中庭。

ときおり観光客がぽつぽつと訪れる程度の、とても静かなところで、
あの階段を上り下りした人々は、どんな衣装を身にまとっていたのかな・・・と、
最盛期のヴェネツィア共和国の華やかさに想いを馳せつつ、
のんびりした時間を過ごしました。
(縫い子談)


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コメント
フランケッティ男爵がイケメン過ぎる…!!
カッコイイ!!

モザイクの床が素敵すぎるー
これまた日本人好みしますね!

あのキンキラキンも豪華でThe貴族!って感じに
非常にわくわくしますが!!

2階への階段のお写真などは
まるでオペラのワンシーンのようです!
鼻血ブーですわぁ~!

相変わらず聞き手のカロリーナさんが愛らしいなぁ(笑)
ジェルソミーナさんはめがね、クイックィ!ってしそうだぁーw
まーdot 2015.02.28 23:17 | 編集
素敵なヴェネチアの街を見せて頂きました。
二人のお話がとっても可愛いくて
見入ってしまいました(*^^*)
お揃いのゴージャスなドレスもこの地にはピッタリですね。

しかし、素晴らしいエントランスです。
実際目の当たりにしたらもっと強い感動があるのでしょうね。
ワタシもモザイクの上に立って見たくなりました。
階段の二人のように華やかに着飾った
可愛い貴婦人がたくさんいたのでしょうね(*^^*)
youdot 2015.03.01 02:58 | 編集
まーさん

そう、フランケッティ男爵はイケメンでもあった・・・ってよくご存じですね(笑)。
彼のカ・ドーロの修復にかけたマニアックなまでの執念に、
かなりの親近感を感じてしまいました。
こういってはなんですが、彼、現代の世に生きていたら、確実にオタクですよね。
それも大金をもったオタク!!
文化財オタク。美術オタク。
いわば、もこもこ村のマダムMですわー。

あの2階への階段、とってもお気に入りの眺めです。
あのまま舞台装置に使えますよねー!!
カ・ドーロ、モザイクの中庭と階段と井戸だけで、
たっぷり小一時間は費やしちゃいました!
(撮影しながらでしたけど)
縫い子dot 2015.03.02 23:30 | 編集
youさん

嬉しいコメントをありがとうございます。(*^ ^*)

カ・ドーロを訪れたのは初めてでしたが、このエントランス、本当に素晴らしいです。
こんなに素晴らしいモザイクの床、意外にも自由に歩き回れるのは、訪問者が少ないからかもしれません。

ヴェネツィアの素晴らしい歴史建築を見ていると、
どんな衣装の人々がかつてはここを歩いたのだろうか・・・?と
イマジネーションが湧き止むことがなく、毎回くるたびにワクワクします。
縫い子dot 2015.03.02 23:38 | 編集
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